豊洲と築地、デートで行くならどっちがおすすめ?

maguro


豊洲と築地、おいしいお魚が食べられるということで老若男女に愛されている場所。

もちろんカップルのデートスポットとしても人気がありますが、移転問題から、どちらに行くべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

デートで行くのならおすすめは築地市場!今回はその理由を解説していきます。

先日豊洲に行ってみたものの、少しイメージと異なり、結局築地に行くことになったんですね。

なぜ築地市場がおススメなのか?今回はその理由、主に豊洲の現状について解説していきます。

秋口、おいしい鮮魚ならやっぱり今は豊洲市場

デートに行こうと思い立ったその日は秋の中頃。おいしいお魚料理が食べたい!それなら豊洲に行ってみよう!ということになり、前日に想い立って豊洲を訪れることになりました。

秋から冬にかけてはお魚がとくにおいしくなる季節ですからね。どんなものかと胸を躍らせていってみました。

豊洲市場までのアクセス

豊洲までは新宿からはりんかい線ゆりかもめを乗り継ぎ。「豊洲」ではなく「市場前」で下車します。

もしくは有楽町線豊洲駅からゆりかもめに乗り継いで行く方法。豊洲駅から歩くと2駅分歩きますのでご注意を。

駅から豊洲市場までどのくらい歩くのかと思いましたが、駅を降りてすぐ市場設備が見渡せるほどの距離でした。

豊洲市場は広大、鮮魚なら水産仲卸売場へ!

さて、まず迷ったのは、どの売り場棟に行くか。行ってみて知ったのですが、豊洲市場はけっこう広大で、青果棟・水産卸売場棟・水産仲卸売場棟とに分かれているんですね。

そしてそれらは、右に行くか左に行くかで異なるので、何を見たいかで道を間違えると、Uターンしてやり直し、となるわけなんです。

そんなことはつゆ知らず、あっちかな?なんて感覚で歩き始めた僕らは、市場をくまなく散策することになりました。

ランチは各棟に食べられるところがあるけれど

デートですから、まずは食事をということで、めぼしいお店を探します。

青果棟の1Fや、卸売場棟、仲卸売場棟にはそれぞれ飲食店が並んでおり、そう、店だけでなく人もずらっと並んでおります。

今回は観光でなく鮮魚目当てだったので、14時というギリギリに行ったのがまずかった。

列に並ぼうとしたところ、お店のおばちゃんから、「今日はここでおしまい」と、すでに受付は終了しているとのこと。

やってしまいました。どの棟に行っても同じ状況で、結局遅めのランチは諦めることに。

豊洲市場の内情は

なにはともあれ、気を取り直して築地市場を散策してみます。果物も好きなのでまずは青果棟へ!

そして、入ってみると、「シーン…」それはそれは、人気のないもので、コンクリートの壁で作られた施設は、キレイではあるもののデートには少し何かが足りない…

いや、結構足りない。人気が。活気が。

キレイに整理された区画内を、鮮魚の職人たちをちょこちょこ見ることができましたが、なんだか整いすぎたインフラとは少し場違いな様子。

これが近代化だ合理化だと言ってしまえばそれまでかもしれません。市場としての機能は間違いなく高まっていることでしょう。

でも、これが見たかったわけでは…

知っている人からすれば当たり前かもしれませんが、これらの売り場棟は職人と卸業者がやり取りをする場であり、一般客の買い物できるところは見当たりません。

一般客の買い物スペースは豊洲市場で魚河岸横丁のみ!

ならばと鮮魚仲卸売場棟へ移動。この時にはもう飲食店はあきらめ、鮮魚を求めて売り場を探す態勢に。

調べたところ、一般客は鮮魚仲卸売場棟内の「魚河岸横丁」というところで買い物ができるらしいんですね!

間違えないでください。鮮魚卸売場棟ではなく鮮魚仲卸売場棟です。改札を出て右。

お、ここは活気があるな!とはいえ賑わっているのは、職人たちではなく一般客の列ですね。

青果棟と比べ人通りが多く、青果棟はチェーン店のような印象のお店が多いのに比べ、こちらはやや本格的なお店が並びます。

もちろん列は締め切られておりましたが笑

魚河岸横丁の地図を載せておきます。東京都の公開してる地図、見づらいんだよなぁ…。

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魚河岸横丁では乾物や調味料など!鮮魚は購入できない…

魚河岸横丁は水産仲卸売場棟内の奥の奥、そのエスカレーターを上がった先にありました。

入ってみての感想は、

「うーん…」

なんというか、迷路のような。キッチリ縦横マス目上に区切られた区画内で、お店がひしめき合っています。

ですがこのときすでに15時を回り。お店は閉店ガラガラと…、乾物屋さんや食器屋さんはかろうじて店を開けておりましたが、求めていた鮮魚はどこにもありません。

というかですね、豊洲では鮮魚は一般人は購入できないんですね。

そんな馬鹿な!築地は店頭でカニやらなんやら販売しているじゃないか!と。

遅くに来た自分たちも悪いのですが、このあたりって全然浸透していませんよね。

というわけで皆様、せめて飲食店でおいしいお魚を食べようと、長蛇の列を作っているようです。

もちろん魚河岸横丁も午前から日中は賑わっているはずですよ!ただ、道幅もそこまで広くないので、かなりの混雑が予想されます。

お店ごとに閉店時間は異なるので、魚河岸横丁のページを見ても、営業時間は「お昼ごろまで」と明確には表示されておりません。

ですが15時以降はダメです。行くなら午前中にしましょう。

肩を落とす傍ら、後ろから「え、お店全部しまっちゃってるじゃん!きゃはは!」と、別のカップルの無邪気な声。

少しほっとした自分がいました。

豊洲で鮮魚を買えなかった人へ

そんなこんなで豊洲を後にしたのですが、今日の目的である鮮魚を購入しなければ…!

苦肉の策で、鮮魚を売っている大型店を都内近郊でさがしました。

でも、地域の魚屋さんではなく、鮮魚を専門に扱っている大型店っていうのはほとんどないんですね。

これは少し意外でしたが、たしかに見たこともないし、需要もそんなになさそうな…

1店舗、御徒町に、鮮魚や生鮮食品の大型店舗、吉池さんがあります。鮮魚をお求めのかたは是非。

ただ、ちょっと価格が高かったかな。カニとかも地元のスーパーの方が安かったです。その代わり本格的なものを置いてあります。

そしてこのお店、果物がとてもおいしい!その時買ったリンゴですが、今まで食べたどの果物よりおいしかったです。

いや、むしろ果物目当ての人には超おススメ。今ではおいしい果物を食べたくなったらここに行くようにしています。

築地の活気は昔のまま、デートスポットとしてもグッド!

はい。当日はこのように見事ボロボロのデートとなってしまいましたが、後日市場が移転になってから初めて築地に行ってきました。

どれほどさびれているのかと思いきや、「なんやこれ、めちゃくちゃにぎわってる」

市場移転前と全く変わらない人手、活気!

そして鮮魚を求める人、人、人!外国人客もそこここで写真を撮っています。

うわぁ、これぞ築地市場!と思いました。

その時はお寿司の盛り合わせにしましたが、海鮮丼のお店もウニのお店も選び放題。

やっぱり魚はおいしいなぁ。そして、この雰囲気の中でこそ感じる築地感がありました。

まだ、全然築地はそのままでした。ただ、これが取れたての魚かどうかは聞かないで起きました。

それが知りたかったと思ってた方はごめんなさい。

自分の感覚では、築地移転前と味にそこまで変化は無いようにおもいました。行ったのは11月頃ですが、アナゴが特に美味しくなっていました。

やっぱりデートにはまだまだ築地ですね。

もちろん豊洲もこれから発展してきて、その内情も認知されてくるものと思います。

ただ、都会感がすごいので、自分はまだしばらくは築地の方が好きかな。

まとめ

  • 豊洲に行くなら午前中!15時以降はNG
  • 豊洲市場は広い!先にどこに行くかを決めよう
  • 豊洲で一般人は鮮魚は買えない!でも味噌や乾物などの名店はそろっている
  • 豊洲買い物をするなら仲卸売場棟の「魚河岸横丁」へ!
  • 築地の方が市場感がある、デートならこっちがおすすめ

というわけで、どちらかというと豊洲の現状についてお話しする記事になってしまいました。

豊洲市場はその歴史だったり、どこで競りが行われているのかを見ることができます。

ちなみに今は、実際のマグロの競りも見ることができるようになっていますが、5:30~6:30の間に行われているため、けっこうはりきっていく必要がありそうです。

今回はデートにどちらがおすすめか?ということで、これは築地に軍配といった印象ですが、まだまだ今後の展開が楽しみです。